SEO的に最強の駅弁とは?
2013/08/31
上から「幕の内弁当」
右「富山ますのすし」
左「崎陽軒シウマイ弁当」
この3つのうち、検索エンジンに最も最適化された駅弁はどれでしょうか!?
※駅弁製造元のホームページの作り方ではなく、あくまで駅弁そのものをSEO的に評価してください。「駅弁」で検索したときの順位でもありません。お弁当の構成としてSEO的によろしいかどうかです。
駅弁がそれぞれ、ホームページの1ページに相当するとした場合、おかずは、文章や画像などの要素にあたります。
各ページにどのようにキーワードを盛り込んで作文していくかは、SEOにおいてたいへん重要です。
まず、それぞれのおかずをみていきましょう。
◉幕の内弁当
幕の内弁当のおかずはいろいろですが、参考にした駅弁では
- 海老フライ
- 焼き鮭
- タケノコの煮付け
- 煮豆
- 昆布
- 桜大根
- かまぼこ
でした。
◉富山ますのすし
- 酢で締めた鱒
◉崎陽軒シウマイ弁当
- シウマイ
- まぐろの煮付け
- 鶏の唐揚げ
- タケノコの煮付け
- 干しアンズ
- 桜大根
- 玉子焼き
では、順位を発表します。
第3位 幕の内弁当
お弁当の横綱、幕の内弁当ですが、SEO的にはあまり良い構成とは云えません。
その理由として
- 何を食べさせたいのか明確でない
- 品名と内容が直結しない
ことが挙げられます。
幕間に食べる粋なお弁当にこういう評価は無粋ですが、あくまでSEO的に、ということですので…。
SEOを意識してページを作成するときには次の要素が重要となります。
- 中心となるキーワード(=とくに食べて欲しいもの)が明確であること
- そのキーワードに付随するサブキーワードが盛り込まれていること
- 全体としてテーマ性があること
- タイトルがそのテーマを端的に表現すること
第2位 富山ますのすし
美しい鱒の絨毯にギコギコと切り目を入れる喜びと云ったらない「ますのすし」ですが、幕の内弁当と反対の理由でSEO的によろしくありません。
- 鱒を訴求しすぎ
です。
先ほどお伝えしたように、ページ内には中心となるキーワードだけでなく、それに付随するサブキーワードも盛り込まれていることが望ましいのです。
それがより自然にテーマを伝えていると判断されるからです。
一つのキーワードを何度もしつこく書くのは不自然であり、意図的に順位をあげようとする試みと捉えられて、かえって評価されません。
もちろん、ますのすしは鱒だけで勝負するからこそ良いのですが、あくまでSEO的に、ということで…。
第1位 崎陽軒シウマイ弁当
直木賞作家の林真理子先生も絶賛!と人づてに聞いたこともある崎陽軒シウマイ弁当は、SEO的にもすばらしい構成となっています。
- メインのシウマイと他のおかずのバランスが絶妙
- 他のおかずもシウマイをより引き立てるよう工夫されている
- 細かなところでは、酸味の強い青い小梅が効いている
のです。
この理由では、単に駅弁として美味しいという理由と変わらないので云い替えますと…
- 中心となるキーワード(=とくに食べて欲しいもの)が明確(5コ)
- そのキーワードに付随するサブキーワードが盛り込まれている。とくに箸休めにかじるアンズの甘みが最高。
- 全体として「シウマイ」というテーマ性が一貫している
- タイトルがズバリ「シウマイ」
ホームページを作成するときは、崎陽軒のシウマイ弁当のことを思い出していただければ幸いです。