ホームページ制作会社の選び方
2013/04/29
以前、あるお客様にホームページリニューアルを提案したところ、しばらくして担当者の方から「個人的には依頼したいが、上司が反対していて…」とご連絡をいただきました。
上司の方は「(上司の)身内で作れるものがいるから、そっちに頼めばいい」という理由で反対しているそうですが、その「身内の方」はホームページ制作のプロではなく、どうやらアマチュアのようです。ホームページビルダーあたりを使うということなんでしょうか。
このお客様に限らず、「娘が作れるって云ってるから、やっぱりいいや」とか「甥が美大を出ていて作れると云っている」というようなお話をときどき耳にします。
家族や親戚レベルの話だけではなく、「社内のパソコンが詳しい者が作っている」「会社案内のパンフレットを頼んだデザイナーがやりますよ〜と云うので頼んだ」という場合もよくあるようです。
その一方で、「娘が作ったんだけど、最近忙しいみたいで更新してくれない」「 形はできたんだけど、動かなかったり、リンク切ればかりなのでプロに作り直して欲しい」「担当が忙しくて新製品をなかなか掲載してもらえない」「無理やり継ぎ足した感じなので企業としてはヤバいホームページになった」というお話もけっこうあります。
ホームページを身近にいる「作れる人」に頼むのか、専門の会社に頼むのかという問題は、中小企業ではそれなりに発生しやすい問題だと云えます。
そもそも、ホームページ制作専門の会社とはどんな会社なのでしょうか。デザイン事務所やシステム構築会社、よく営業の電話がかかってくるSEOの会社と違うのか、同じなのか。
そこで、「一目でわかるホームページ制作会社比較検討表」を作りました。
クリックしても拡大しません。
この比較表では、ホームページの依頼先を次のように分類しています。
◎アマチュア系
- ホームページ制作ツール(ホームページビルダーなど)を使うアマチュア
- デザインが得意なアマチュア
- パソコンが得意なアマチュア
◎関連業種系
- グラフィック(チラシ、カタログなど)中心のデザイン会社
- システム構築会社
- 広告代理店
- オフィス機器販売会社
- SEO会社
◎ホームページ制作専門
- ホームページ制作専門会社
- タンデムワープ社(弊社)
これらを次の視点で評価しています。
●コンサルティング(企画提案)
どんな狙いで、どんなサイトを作るのか?
お客様の業務をどこまで理解して作るのか?
キャッチコピーや説明文など文字原稿の作成や写真撮影は行うのか?
などなど
●見た目や見せ方
お客様の特徴や訴求ポイントをしっかり反映したデザインができるか?
ムービー的なコンテンツなど要望に対し技術的に実現できるか?
などなど
●使い勝手・わかりやすさ
●プログラム・リアルの業務との連動などシステム要素
●管理者側で更新できるか
CMSを導入できるか?
そのCMSはお客様のパソコンスキルや運用体制を把握して使えるものにカスタマイズされているか?
などなど
●制作過程
サーバ会社やドメイン管理、デザイナー、エンジニアなどの管理を一元化できるか?
●公開後のサポート
ネット全般について相談できるか?
新しい技術などの導入について調査・提案できるか?
などなど
これらを×、△、○、◎の4段階で評価しています。さらに細かい補足も付けました。
弊社に「無料相談」していただいた方に進呈しますので、お気軽にどうぞ。
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と ころで、久しぶりの投稿になってしまいましたが、こういうビジネスブログ的な記事のタイトルって難しいですね。やっぱりPRのために煽れるところはしっかり煽って「炎上上等!」的なタイトル、あえて云うなら「はてブ(はてなブックマーク)して〜」なタイトルにしようかと思い、最初は
「社長の娘に気をつけろ! ウェブ制作を身内に頼んだ悲劇5つ」
みたいな感じにしようかと思ったのですが、全国の社長の娘さんたちにあまりに失礼かと不安になってやめました。
「身内にまつわる悲劇」ということを強調するなら
「リア王に聞く、3人娘の誰にホームページ制作を頼むのか?」
というのは、我ながらぜひ読みたいタイトルですが、ちょっとひねりすぎです。そもそも「リア王」って誰よ?的な話ですし、しかも記事の主旨を表していません。それに社長の娘さんにやはり失礼です。
※リア王って誰よ?という方はwikipediaをご覧ください(「リア王」)。
※リア充の王様ではありません。
読んでほしいのは全国の社長さん、ホームページ担当者が明確でない会社の総務部の方なので、私も大好きな日刊ゲンダイの愛読者層がターゲットと想定すれば
「アベノミクスに浮かれ騒ぎホームページを軽視するこの国はもはやお先真っ暗と識者の声」
あたりですが、アベノミクスは関係ありませんし、いやらしいページもけっこうあるので、やはり社長の娘さんに失礼です。
という内面的な放浪を続け、はてブを追いかけた果てに今回のタイトル「ホームページ制作会社の選び方」に落ち着いたわけですが、こんな木で鼻をくくったようなタイトルではいけませんね。がんばります。