東京都大田区
多くの演劇人を輩出する早稲田大学演劇研究会を母体とし、80年代の小劇場ブームの一翼を担った劇団山の手事情社様。
エンターテインメントと前衛的な実験性が両立する独自の様式で海外でも高く評価されています。
2001年に最初のウェブサイトを制作させていただいて以来、何回かの改修を経て、2014年に大幅なリニューアルを行いました。
演劇という集団創作を表現するウェブサイトには、公演情報、各俳優が発信する情報、演出資料、劇評など、多軸的な導線が必要です。
公演のたびに舞台写真、動画、ブログなど多くの資料が生まれていくため、日常的な更新がそのままライブラリ化されていく仕組みにCMSシステム的にも運用的にも腐心しました。
小さな画像(サムネイル)を格子状に並べる従来のインデックスを極力回避し、大きな画像を大胆に配列する手法をとりました。新規訪問者には初見のわかりやすさとインパクト、リピート訪問者には情報の検索性の高さを両立する試みとなっています。
また、動画、写真をふんだんに使用することで、海外からのサイト訪問者にも直感的にそのスタイルが伝わるよう構成しました。
公演情報ページ。公演前は告知機能を重視。俳優による制作中のブログとも連動。公演後は舞台写真や資料、劇評などを掲載する仕様となっています。
俳優紹介ページ。舞台写真やブログなどと関連付けし、各俳優ごとの個人ウェブサイトとしても機能します。山の手事情社はアップタウンプロダクションという俳優プロダクションでもあるため、映画・放送方面での資料ともなるようになっています。